会長挨拶
第52回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会
会長島 宏彰- Shima Hiroak -
(札幌医科大学 消化器・総合、乳腺・内分泌外科)
テーマ:「集いの中から見つけよう 〜知識と技術を日常診療へ〜」
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたび,令和5年11月9日(土)・10日(日)の2日間、第52回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会(JABTS52)の会長を拝命いたしました。
JABTSでは,乳腺領域や甲状腺領域そして体表領域の超音波検査を行う医師や技師、技術者を中心に現在約2,600名の会員が在籍し、各種ガイドライン発刊から日常診療に貢献、ハンズオンセミナーなど教育活動に寄与、そして各研究部会における研究活動から情報発信を行っています。
北海道札幌での開催については2010年札幌ことに乳腺クリニック白井秀明先生により第25回学術集会が開催されて以来、14年ぶりとなります。さらに、これまでJABTS学術集会は年に2回の開催でしたが、今回からは春季大会と秋の学術集会と分けて開催されることとなり、年に1回の開催となります。
JABTS52のテーマは「集いの中から見つけよう 〜知識と技術を日常診療へ〜」といたしました。私達はコロナ禍を経験し改めて『集い語らう場』の重要性を再認識したところです。医学の向上がますます目まぐるしく進む現在だからこそ、「知識」を得る機会は必須であります。そして、超音波診療に携わる様々な立場の皆さまが基本手技から日常臨床のtipsまで活発な議論ができる場を通じ、「集い」の中で「知識」が診療に活かせるような具体的な形になるのではないかと考えました。本学術集会がよりよい診療の提供に寄与するものとなることを目指します。 11月初旬の札幌はやや肌寒い感じもありますが、美しい紅葉など自然の景観をお楽しみいただけると思います。また新鮮な海の幸が豊富に出回る時期にあたっておりますので、学会での充実した議論とともに、十分に札幌をご堪能頂ければと思います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。